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島根県最高峰・安蔵寺山でキノコ狩りをやってみた

標高1263メートルを誇る、島根県最高峰――安蔵寺山(あぞうじやま)
西中国山地屈指のブナの天然林など、雄大な自然を有する安蔵寺山は、さまざまな動植物たちで賑わっている。
今回は「にちはら自然の会」が主催する、キノコ学習会に参加した。
文/前田 千晶(2015/11/10)

安蔵寺山をゆく

標高がすでに高いからか、少し肌寒い。
引っ張りだしてきたマフラーに顔をうずめ、上へ上へと足を進める。
もう色が変わり、散った葉で道は染まっていて、歩くたびにザクザクと気持ちのいい音がする。
そして10分ほど登り続ければ、ブナや杉の自然林に出迎えられる。

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画面に収まりきらず思わず撮影を断念してしまったけれど、樹齢約600年のミズナラの木も生えている。
一度は虫によるダメージで枯れかけてしまったそうだが、今はそんなことを彷彿させることなく凛としている。

今日のターゲット「ムキタケ」を探すため、さらに奥へ進んでいく。
「キノコは倒木に生える。だから上をみて木のないところを見つけて、その下を探すんよ」。
そう語るのは、私たちを誘導してくれるキノコマスターだ。
その言葉にしたがって顔を上げると、大変なことになっていた。素晴らしい景色。

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もう少し眺めていたかったけど、置いていかれてしまう。
早足でキノコマスターの鈴の音を追いかける。

そうしたら突然、ふさふさのコケで覆われた椅子が現れた。
切り口からして、自然にできたものではなさそうだ。誰かがつくったのだろうか。

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ムキタケ出現

この日のために実家から登山靴を送ってもらってよかった。
そう思ってしまうくらい急な斜面を滑りおりる。
アドバイス通り、忙しく上も下も見ながら、キノコを探す。

やっと一つ、こけの下にキノコをみつけることができた。
これがムキタケである。

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そのあとも、約20センチもある朴の木の葉を踏みながら山道を歩き、
クセが強くて酸っぱい山梨をかじったり、雨粒に反応して胞子を飛ばすホコリタケを棒でつっついた。
ふと、子どもの頃、なんでも口や鼻に入れてしまっていたことを思い出す。
知らないあいだに大人になってしまっているのかもしれない。

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 キノコ汁をいただく

「今年は雨が少なかったけぇ」。
キノコマスターがそう語るのは、私たちの班は場所が悪かったらしく、ムキタケをこのひとつしか見つけられなかったからだ。
雨が続くと、キノコが生えにくい条件になってしまうらしい。

それでも他の班ではなかなかの量が採れていて、「いいなぁ」なんて、思わず口に出してしまったら、おじちゃんが声をかけてきた。
いかにも「採れました」というような、写真を撮ってみた。
これはそのへんにある丸太に、おじちゃんがキノコを置いただけである。

「下からのアングルで撮るのよ」とのアドバイス付き。
私が持つと、キノコというよりはコッペパンみたいだ。

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今日のごはん:
キノコ汁(2杯、お代わりした)、梅おにぎり、ムカゴと椎茸の煮物、お芋、持参した喜時雨でいただいたみかん

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おじちゃんのおかげで、とってもいい写真が撮れました。
スタッフの方々が準備してくださったごはんも、美味しかった。
暖かくなったら、今度は山菜の季節になるそうです。
そうしたらまたよろしくお願いします。

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