LatestNews

2019.10.18

この場所・空間でしか得られない学びがある。糧の新プロジェクト「未来の教科書」。

 津和野町畑迫地区にある「糧」で新たに始まった大人の学び場プロジェクト「未来の教科書」。その第一回が2019年9月16日に実施されました。

 個人だけの学びではなく、学んだことを共有しながら、短い時間で深く学ぶ「協同学習」を取り入れた学び場。初回は、定員30名を超えて37名を動員しての開催。

 第一回のテーマは「場づくり」。
「こんな場を作ってみたい」「こんな場を作っているけど、もっと面白くしたい」など、場づくりをテーマに様々な想いを抱えている方々が参加し、議論をしながら学ぶ場となりました。

|当日の流れ
午前中は「場づくり」において、先進的な取り組みをされているゲストをお招きし、活動事例や活動する上で大切にしていることを伝えていただきました。

■ゲスト紹介


□宮原翔太郎(みやはらしょうたろう)(写真右)
喫茶ミラクル運営/event「曇天野外」


□藤本遼(ふじもとりょう)
尼崎ENGAWA化計画/場を編む人

 お昼の時間には、ゲストと一緒にテーブルを囲み、食事を囲みながらディスカッション。ゲストの方に直接質問したり、参加者同士で自分が今どんなことを考えているのか共有したりする時間となりました。

 そして、午後は協同学習へ。大人の学びにおいて、重要になる「短い時間で深い学び」を得るために、4〜5人のグループに分かれ、学びの共有を行いました。

 「Learning Through Discassion」という手法を通して、自分が学んだことを整理し、グループ内で共有することで、他人が得た学びも自分ごとに落とし込みます学んだことを「すぐに自分ごとにする」だけでなく「他者の学びを共有してもらう」という経験はなかなかできることではありません。「自分は取り残していたけど、それ大事!」と思えることを、グループのメンバーが拾ってくれていることが多々あり「たしかに!」と気づかされることが何度もありました。

 学びを共有した後は、気になるテーマごとに分かれてディスカッション。
 「企画・アイディア」「安心安全の場」「お金・運営」「教育」「福祉」について、意見を共有しながら学びを深めました。
 ディスカッションを終えた後は、先ほどのグループに戻り、各テーマごとに話した内容のシェア。違うテーマでも、根幹にあるのは「場づくり」であるため、自分が直接関われなかった議論、そしてそこで各々がどんなことを感じたのか、を共有することで、多角的な視点から気づきを得ることができました。
 最後には小テストと題して1日の学びを振り返り、感想をシェアして終了しました。

|今回得られた学びのポイント
小テストや最後の振り返り会で出てきた内容からいくつか抽出すると、このような形になります。

・80%でもいいからまずやってみる
・成功のハードルを下げる
・「自分が楽しい」が一番
・続けることが大事

今回の学びを書き出すと、まちづくり関連の本で言われていることと大きく変わらない。
だけど、今回の学びの場においてはこの「学びのポイント」が一番重要なのではなく、そのポイントに「どうやって気づいたか」ということが大事なんだと思います。大切なことが、なぜ大切なのか、自分にとって本当に大切なことなのか、ということを知るためには、やっぱりいろんな議論を重ねながら、自分自身がちゃんと学んでいかないと、実感できません。

|この場でしか得られない学びを。
未来の教科書は、教科書に書かれたことが「正解」として通用しなくなってきている世界あるいは「正解」とされているものがたくさんある世界で、自分が考える「正解」を見つけてもらうための学び場。
この場に来た人にしか、この学び体験は得られないと感じました。

「久しぶりにこんなに頭を使いました」「情報量多くて消化しきれないので早く1人になりたいです」といった声が多く聞かれるくらい、濃い学びの時間。
短い時間で、仕事も経験も感じていることも全然違う人たちと学び・共有していくことは、ただゲストの話を聞くだけでは得られない経験をできる場になっていると思います。

|「未来の教科書」は全3回
「移住者の教科書」「町に好奇心を生み出す方法」と題して、未来の教科書はこの他に2回実施されました。また「企画の教科書」という、学んだことを次のステップ・アクションにつなげるための学び場も準備中。
この場所・この空間でしか体験できない「大人の学び場」。来年春にも実施する方針で動いているので、今後の情報をお待ちください!

詳細はこちらから。
(この記事は、糧のブログに掲載した内容を、加筆・修正しています)

2019.10.18
文章 舟山宏輝
写真 唐渓悦子

Other News

more