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2019.08.06

【最新版】津和野のお土産といえば “源氏巻”! 全9店舗を食べ比べてみた。

津和野まち歩きをしているとよく見かける「源氏巻」の看板。

津和野の銘菓として古くから親しまれてるお菓子です。どこでも見かけるからどれも同じかと思いきや、実はお店によってひとつひとつ風味や食感にちがいがあります。

せっかくなら、いろんな源氏巻を楽しんでほしい。そして、好みの源氏巻に出会ってほしい。そんな思いから今回は津和野にある源氏巻を編集部で食べ比べしてみました。

|そもそも源氏巻って?

まずは、『源氏巻』の由来を諸説あるエピソードからひとつご紹介します。
遡ること幕末、津和野を治めていた亀井藩の御用菓子司が銘名を頂くため、お菓子に紫色の餡を詰め込んで藩主に進上しました。そのとき、藩主の妻が紫色の餡に感動し、『源氏物語』の「若紫」に出てくる和歌「手に摘みていつしかも見ん紫の根に通ひける野辺の若草」を詠んだのにあやかり「源氏巻」と名付けられたとされています。

どんなお菓子なのかというと、きつね色に焼いたカステラのような薄い生地で餡を包んだものです(写真はカットしたものですが、本来は長方形です)。そのままでいただいても美味しいのですが、甘さがあるのでお茶やコーヒーなどと一緒にお茶菓子としていただくのがおすすめです。

 

|いざ、津和野の源氏巻を徹底検証!

まずは、『源氏巻』が手に入るお店が津和野にいくつあるのか調べてみました。

その数、全部で 9つ!(地図での確認はこちら
支店なども含めるともう少し増えますが、取り扱い商品は同じなのでここではメインのお店のみをカウントしています。

それでは一つ一つ食べ比べの結果をご紹介していきます!
※今回食べ比べた源氏巻は、全て「こしあん」です。

① 峰月堂

昭和33年創業の『峰月堂』。

生地:しっとり。風味がたつ
餡 :柔らかい。やや甘め
封を開けると、三等分に切れているのでお茶菓子としてすぐに出せるのが嬉しいポイント。

② 山本風味堂


津和野駅にほど近い源氏巻のお店『山本風味堂』。
週末は、実演も行なっており多くの方が足を止め、その様子に釘付けになっています。

生地:もっちりとした香ばしさ。
餡 :甘め。しっかりとした食感。
全体的に甘さの強い印象のある源氏巻でした。

③ 山田竹風軒


明治18年創業の『山田竹風軒』。
3月末~11月初めのSLが走る土・日・休祝日は、本町店で源氏巻の手焼き体験ができます。

生地:やや厚めで柔らかな食感。
餡 :くどすぎない甘さ。
編集部では、まるで「どら焼き」のようだと話題になりました。

④ 倉益開正堂

創業から100年を超える老舗『倉益開正堂』。

生地:やや薄め。ふわりとした食感。
餡 :源氏巻の由来にあるような薄い紫で、あっさりした甘さ。
生地はもちろん、餡まで一つひとつ手作りされたこだわりの一品。

⑤ 三松堂


昭和26年創業の『三松堂』。本店ではこだわりの限定ジェラートがいただけるほか、第3日曜日の「あんの日」は多くのファンで賑わいます。

生地:ほどよく厚みがあり、均一に焼かれたキツネ色がきれい。
餡 :しつこくない甘さで生地とのバランスがよい。

⑥ 宗家


太鼓谷稲成神社へ向かう道の途中にある『宗家』。店頭で手焼きの源氏巻を購入することができます。

生地:もっちりとしていて、食べごたえあり。
餡 :やや甘め。
全体的に甘さを感じましたが、はちみつとみりんが入っているのが特徴だからでしょう。焼きたての源氏巻なので、香ばしさがありました。

⑦ 村田一貫堂

昔ながらの手焼きにこだわった『村田一貫堂』

生地:もちっと、食べごたえのある食感。
餡 :あっさり。
香ばしさもあり、やさしい味わいです。

⑧ 藤村山陰堂

昭和初期創業の『藤村山陰堂』。

生地:薄く、やや甘さがあり。
餡 :細かく滑らかな舌触り。うっすらと紫がかった餡が上品さを引き立てています。
全体的にしっとりしていました。

⑨ ことぶきや(沙羅の木 )

2014年に60年ぶりに復活した『ことぶきや』。源氏巻の製造工程を見学できます。

生地:やや薄くきめ細かさがあります。
餡 :滑らかで甘すぎず全体的にあっさりとした印象。

 

|いろいろある源氏巻、どれにしようか迷ったら…

ここまで津和野にある源氏巻9つをご紹介してきました。

タイプの違うものが9つもあると、どれを買いに行こうか迷ってしまいますよね。
そこで、編集部独自の目線でおすすめしたい源氏巻を選んでみました!

まず、生地と餡のバランスが取れていたと感じたのは「三松堂」。

そして、甘めの餡が好きな人にすすめたいと感じたのは「藤村山陰堂」。


どの源氏巻も美味しく魅力的だったので、どれを選ぶかとっても悩みましたが、今回上記の2つを選ばせてもらいました。

|おわりに

同じ看板を提げているから、きっとどこで買っても同じなのだろうと思っていた「源氏巻」。
その先入観がひっくり返るくらいに、生地の厚さや食感、風味。餡の色合いや甘さ、きめ細やかさ。どれも違うことに驚きました。1つ250円前後で購入できるので、紹介した記事をもとに自分好みの『源氏巻』を食べ比べをしてみてくださいね!

(情報は記事掲載時点のものです。商品の取り扱いについては公式サイト・店舗へ直接ご確認ください)

2019.08.06
文章・カタヤマハルカ
写真・カタヤマハルカ
編集・舟山宏輝

 

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