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津和野の女子高生が地域で収穫した食材を使って、シェフをやってみた!

こんにちは、ライターの高田です。

今回は、津和野の高校生が地域の方に料理を振る舞った、3月25日の厨ファミリアの様子をお伝えします。多くの人に料理を作るのは今回が初めてということで、この経験を通して、どんなことを考え、今後どういう動きにつなげるのでしょうか?(2019年4月掲載)

津和野高校グローカルラボ2年生の大浴さんは、活動内で収穫した野菜がいつも余ってしまうことや、地域の方との直接的な交流を求め、料理をして地域の方に美味しく食べてもらうことにしました。

 

この日は学校が春休みに入っており、料理は主催の大浴さんに加えて、同じくグローカルラボの仲間たちに手伝ってもらう形で行われました。

料理の主な材料は、収穫した「さつまいも」「さといも」「しょうが」。昨年は上手くできなかった保存も、今年は方法を学び、しっかりとこの春まで食べられる状態で保存してありました。

 

厨房をのぞいてみると、テキパキと仲間に指示を出し、淡々と料理を進める大浴さんの姿がありました。あまりにスムーズな進行に驚いた私は、料理の経験について聞いてみました。すると、実家暮らしということもあり、普段は自分の食べたいものをたまに作るくらいという彼女。頼もしい姿に、料理への期待も高まります。

 

お手伝いの男の子は2人並んで楽しそうに話しながら、きんぴらに使うさつまいもを、ひたすら千切りします。「俺この日のために爪切ってきた!」そんな今日への意気込みが伺える会話も聞こえてきました。

さて、写真をみて気になった方もいるのではないでしょうか?

ピカチュウのタオルを羽織った姿で、料理する大浴さん。「これ、いつでもすぐ手がふけて便利なんです!」と笑顔で教えてくれました。タオルでさえもファッションとして着こなす愛らしい姿が印象的な大浴さんでした。

 

お客さんは、地域の知り合いの大人たちや’、高校の先生、卒業生などが訪れていました。

 

思い出話に花を咲かせながら待っていると、ジャージ姿の高校生スタッフの子が少し恥ずかしげに料理の乗ったお盆を持ってやってきて、ことり、と机に置きました。

内容は、さつまいもの味噌汁、里芋と舞茸の炊き込みご飯、里芋煮っころがし、サツマイモのきんぴら、生姜焼き、しょうがやしそを使ったドレッシングのサラダ。津和野の太陽と雨をたくさん浴びて、高校生が丁寧に育てた野菜たちがふんだんに使われています。

 

さつまいものきんぴらは、歯ごたえがよく、味もしっかり、根菜の醍醐味を感じられる一品。里芋と舞茸の炊き込みご飯は、普段は使わない大きな炊飯器で炊いたため「上手くできなかったんです」と少し肩を落としていました。小さな失敗はあったものの、やさしい味わいで、里芋の少しねっとりとした食感が美味しかったです。

生姜を使ったドレッシングのサラダは、ほんのり生姜の香りが抜けて、爽やかな春にぴったりの味でした。

グローカルラボの生徒が食材を育てるところから自分たちで行い、地域のみんなの元へ料理として運んでくれた今回。手間暇のこもった料理に、お客さんもみな一口一口噛みしめるように食事を楽しんでいました。

 

終始、手伝ってくれる仲間に指示を出しながら手を動かしていた大浴さん。最後に職員室からみんなでやってきた先生たちに食事を出し終えたとろで、少しお話しを伺いました。

 

ー今日、実際に料理を提供してみてどうでしたか?

自分で点数をつけると90点。

いつもは報告会とか、一方的な関わりが多かったので、今回地域の方と直接接することができてよかったです。また、「美味しかった!」「ごちそうさま!」と直接自分のしたことに評価をもらえたことが何より嬉しかったです。

 

ー食で人と繋がることと、普段の活動と何が違いましたか?

やはり、その場で相手の顔を見れることはよかったです。今後もこのような関わり方を後輩たちに引き継いでいけたらと思います。

 

ー今後もぜひこのような機会があると、地域の方も嬉しいと思います。続けていく上で何が課題ですか?

グローカルラボはとても自由な部活なんです。一人一人が自分の興味のある活動に参加したり、研究します。なので、活動を強制することができないという一面もあり、今やっていることを、生徒だけで継続して行うことの難しさがあります。有意義な取り組みを続けるためにも、地域の方と協力して活動を行なっていけるといいなと思います。

 

ー今回の経験を踏まえて考えたことはありますか?

地域の方に、もっと私たちを頼ってほしいと思いました。今回自分たちの取り組みで喜んでくれている姿を見ることができ、より一層、地域の方に求められていることを、自分たちができたらいいなと考えるようになりました。

自分たちの収穫した野菜に手を加え、料理として地域へ還元した今回の試み。

直接地域の方と顔を合わせ、声を聞くことができ、より一層、町の中で行動する喜びを感じられたようです。津和野町での学生生活、そして地域の方の生活に彩りを添えられるよう、今後も色々な方法を試す場を求めているグローカルラボ。

 

ぜひ、好奇心旺盛な高校生の成長のためにも、一緒にできることがあれば、高校魅力化コーディネーターや、先生、顔見知りの高校生にお声がけください!

 

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