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10年越しの思いを実現!なごみの里の野菜売り場レイアウト変更の経緯を聞いてみた!


道の駅津和野温泉『なごみの里』(以下、なごみの里)。

温泉や多様なメニューを取り揃えているレストランなどを求めて、連日多くの人がこの場所を訪れてきます。

中でも目玉は、津和野の商品を中心に取り扱っている物販スペース。

施設の入り口すぐ右手にある物産店は、2月25〜28日に工事を行い、先日も別の記事でお伝えした通りその姿を一新しました。

入り口から入ってすぐ横の陳列棚には、津和野のお土産品が多数並べられています。

また、陳列棚もかわいらしく見やすい物になり、思わず手に取りたくなよるようなレイアウトになっています。

中でも大きく変わったのは、野菜売り場。

リニューアル前は施設の入り口近くに設けられていた野菜売り場ですが、リニューアル後は奥のスペースに移動。

売り場が以前よりも広く設けられ、什器も高さが低くなったことで、野菜売り場全体が見えるようになり、開放感を感じられる作りになっています。

野菜売り場のレイアウト変更は、10年近く関係者との調整をやってきた。進めてきたのは、ここ2年くらいという感じじゃね」

こう語るのは、津和野町笹山地区の農家・永田寿秋(ながた・ひさあき)さん。

津和野区域で生産した野菜の出荷を取りまとめている津和野野菜部会の部会長として、長年なごみの里の野菜売り場のレイアウト変更に関わってきました。

「U・Iターン移住で若い農家さんが増えてきて、彼らが育ててきた野菜を手に取りやすい売り場作りの必要性に迫られてきた。野菜部会に入っている農家さんもその必要性を感じるようになってきたこともあり、お客さんがたくさん訪れる春の前にリニューアルすることにしたんだ。」

3月2(土)3日(日)にはリニューアルに際したイベントを開催し、町内の農家さんもPRに協力してくれたことから、野菜売り場は多くの人で賑わっていました。

永田さんも当日は、販売している山菜の試食など、野菜の美味しさを伝えるべく奔走していました。

「この日のために、野菜部会に入っている農家さんが協力してくださったんじゃけぇ、何とか売り切らんといけんと思っていたんよ。野菜も売れたし、地元のお客さんから『前よりも野菜の直売所っぽくなって、すごく気に入ったわ』と言ってもらたのはすごく嬉しかったね」

売り場のレイアウト変更に加えて、永田さんが町内の農家さんに野菜出荷のお願いに回り商品が充実したことが、お客さんに良い印象を与えたようです。

一方、野菜売り場は以前は入り口近くに設置されていましたが、レイアウト変更により奥まった所に移動し、野菜が目に届きにくくなったように思われます。

そこにポイントがあると永田さんは言います。

「以前は屋内でイベントがあった時は、会場スペース確保のために、野菜売り場をいちいち移動させたりせんといけんこともあった。そのため中々売り場作りができんかったんよね。それがこの奥の位置だと移動することなくずっと置いておけるから、商品のレイアウト変更やポップの設置・追加など、’’売るための工夫’’を出荷する農家さんたちでできるようになったんだ。」

リニューアルを経て、売り手が消費者に対して、野菜を買ってもらうために積極的なアプローチがしやすくなったということ。

確かに、前よりもポップが充実しているし、野菜のレシピや説明書きも多くなりました。

珍しい野菜も多く販売されていますし、普段から料理をしている方だけでなく、野菜・山菜を使った料理に馴染みがない人にとっても、親しみやすくなったのではないでしょうか

「今回イベントをやってみて思ったんだけど、説明書きやポップだけでなく、売り場に野菜の説明ができる人がおるのとおらんのとじゃお客さんの反応が全然違う。現状はその役割を農家さんがボランティアで担うことになるんじゃけど、本業がある中ではそれは難しい。町外に出す前に、まずは地元の人にきちんと評価をもらえるような美味しい野菜を出荷することが大事。じゃけえ、月イチでもいいから、ここで農家さんが集まって地元野菜のPRイベントをやって、町内の人に野菜を手に取ってもらえるよう働きかけていきたい。」

昨年8月には施設横に町外からの入り口となるような道路が開通したことから、以前よりも一層盛り上がりを見せているなごみの里。

長い冬の期間が終わり暖かくなる頃には、より多くの人が訪れるようになるのではないでしょうか。

産直で新鮮なのはもちろん、ここだからこそ出会える珍しい野菜も置いています。

永田さんを始めとする農家さんたちが、野菜売り場に訪れる方のため、また津和野の若手農家さんたちのためを思って、10年越しに実現させた野菜売り場は、以前よりも求めている物が見つけやすく買い物が楽しめる環境にあります。

春の暖かさが訪れる頃、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(文・写真/前田健吾)

施設名道の駅 津和野温泉 なごみの里
所在地〒699-5613島根県鹿足郡津和野町鷲原イ256
開館時間【物販コーナー みち草】 営業時間  9:00~21:00木曜日のみ 9:00~18:00
休館日年中無休
アクセス[交通機関] 津和野駅より車で約7分/津和野温泉バス停前
参考サイトhttp://nagomi-nosato.com/publics/index/9/

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