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町じゅうがキャンパスに?津和野高校ブリコラージュに潜入!

2018年10月某日、津和野高校で「ブリコラージュ」が行われました。

ブリコラージュは1、2年生を対象とした総合学習の一つです。高校魅力化コーディネーターの方が企画している授業で、町に住む様々な専門分野をもつ人々が韓国語やプログラミングなどの講座を開き、生徒が自分の関心を探すきっかけとなる機会です。(2019年1月掲載)

ブリコラージュ(bricolage)という名前はフランス語の”bricoler”(=日曜大工)からきており、「あり合わせの道具や材料で物を作ること」「持ち合わせているもので、現状を切り抜けること」を意味します。

 

今回のブリコラージュでは、町に住む様々な分野の専門家に講座を開いてもらい、生徒は自分の関心に合わせて全2回の講座をそれぞれ選んで受講します。その後、体験の振り返りとなるポートフォリオを作成し、進路の決定などに役立てます。

 

高校魅力化コーディネーターの牛木さんは、「町じゅうがキャンパスとなって、高校生が興味を自ら探求するきっかけとなれば」と話しています。また、なにより「身近にこんなに魅力的な大人がいるんだ!と気づけたらいいな」とも話していました。

 

今回は、津和野町の様々な専門分野をもつ方々が先生となり、全8講座が設けられました。それぞれ普段なかなか触れられない体験が集められています。(以下)

 

A.郷土史研究入門 / 山岡浩二先生

B.ミニ韓国語講座とクッキング / ミニ韓国語講座とクッキング

C.ハーバリウムを作ろう / 大谷美由紀先生

D.プログラミング入門 / 大石和也先生

E.ブレイクダンス入門 / 糟谷直輔先生

F.津和野建築案内 / 畔柳知宏先生

G.竹でご飯を炊こう / 板蔭初男先生

H.ロックミュージック入門 / 林幸一先生

 

かっこいいヒップホップの流れる道場で行われていたのは、糟谷先生のブレイクダンス講座。はじめからダンス指導に入るのではなく、筋肉や骨など身体のつくりから動きの原理がわかるようなトレーニングがなされ、身体の可動や安定といった側面からダンスを作り上げる面白さを伝えていました。生徒は柔軟体操に声を上げながらも、少しの工夫で身体が動かしやすくなる不思議に驚いていました。

沢山の講座が3時間ちょっとの間に、町の至るところで繰り広げられる情景。

各講座の取材に同行してくださった津和野高校の黒崎先生は、「この高校は、修学旅行もなく生徒が学外に出る機会があまりなく、家と学校の往復の毎日になりがち。こういう活動機会は生徒にとって非常に大事です」とお話しされていました。

 

確かに、津和野の町で見かける学生は、登下校の様子がほとんど。

町の中に興味をもつきっかけや、行きたいと思える場所がないのが事実かもしれません。

学校だけでなく、津和野を構成する町の大人たちの取り組みが、津和野の学生たちの未来、そして町の未来を左右します。また、少数ながらも互いに密接な関係性を生みやすい津和野だからこそ、変化も起こしやすいという側面もあります。そんな期待をもちつつ、津和野の大人と子供が繋がる仕組み、仕掛けづくりに今後も注目していきたいです。

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