ツワノシゴト模様 島根県津和野町発信、生き方を探すローカルメディア

子供がいない学級会?津和野で始まった新たな動き「大人とオトナの学級会」レポート!

先日「大人とオトナの学級会」というイベントが、津和野町の文化施設のひとつ、森鴎外記念館にて行われました。津和野町教育委員会が主体となって開かれたこの企画は、参加者が津和野町をよりよくしていくために一緒に動く仲間を見つける場所になることを目的として行われました。大学生以上の「大人」と高校生を「オトナ」として参加者を集い、すでに町で活動をしている人や「町の中ために何かしてみたいと思っているけど何をしたらいいかわからない」という燻った思いを持った人など、定員40名を上回る51名が参加しました。
「よりよい津和野町とは」を軸に、大人とオトナの接点となった1日をレポートします!(2019年1月掲載)

このイベントは2018年夏に津和野町で行われた「大人と子供の学級会」というフォーラムから派生して企画されたもの。高校生も、町を動かす重要なキーマンとして捉え、大人と学生という枠を超え、「大人とオトナ」で町のためにできることを考える場を作りたい、という想いからこの機会が設けられました。
津和野町教育委員会が主体となっていますが、イベント開催前に「どんなイベントにしていくか」ということを、様々な団体と一緒に検討してきました。その団体とは津和野町で「やってみたい!が叶う町」を目指し子供を中心とした社会教育活動をしている「思うは招こう会」や一部の津和野町地域おこし協力隊。それぞれ立場の違う三者ですが、共通して持つ想いが「この町で楽しそうに過ごしている大人が増えてほしい」ということ。イベント当日に向け、連日三者で顔を合わせ、どんな会にしていくかという議論が行われました。

当日集まった51名は、高校生や近隣スーパーの店員さん、また隣の市から参加する方も。ほとんどが初めましてだったため、アイスブレイクから始まり、町の課題や理想についての意見交換を全10グループに分かれ行いました。「笑顔が多い町がいいよね」「やっぱり人であふれていてほしい」など時間をめいっぱい使い、次々と付箋に書かれていく意見。町に対して感じていることはたくさんあるんだな、と実感する時間でした。

 

 そのあとは、実際に今津和野町で活動している団体同士のトークセッションや、町の課題別に「今後どんなことが必要になってくるか」という議論が行われました。

 

 今回、かなりタイトなスケジュールだったため、少し議論がまとまり切らないところもありましたが「また開催してほしい」といった声や「話し足りないから、もっと話したい!」という声など、ポジティブな感想がたくさん挙がりました。
また印象的な感想としては「今まで津和野町でこんな活動している人たちがいるなんて知らなかった」というものがありました。津和野町では、町のために活動を行なっている人がたくさんいますが、お互いにその実情や情報を共有しきれていない、という現状があるようです。

町で活動している人たちが、お互いの想いや意見を共有しながら協力していくことで、津和野町はさらに良い町になっていくと思います。

今回、イベント内容を様々な団体が考えたり、当日も様々な人が参加し、議論をしました。立場が違う中でお互いに目的を考え、できること・協力することでできるようになることを整理しながら内容を詰めていく過程は、「これからの地域社会の一つのあり方」のように感じました。それは、今までであれば自治会の中で「地域のために」を考え実行に移すことができていたため「自治会で完結」していました。しかし地縁が少しずつ弱くなり、自治会だけでは「地域のための活動」を実行し続けることが難しくなっています。これからの時代、同じ組織に所属せずとも「地域のために」という想いで様々な立場の人同士が団結していくのだと思います。

様々な立場の人が集う「大人とオトナの学級会」という場は、その足がかりになるのではないかと感じました。
すでに、第二回開催に向け動き出しが始まっています。「町で楽しそうに過ごす大人」が増えるその過程を、今後も随時レポートします!

島根県津和野町発信、生き方を探すローカルメディア

Copyright© ツワノシゴト模様 , 2019 All Rights Reserved.