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木曜朝につながるコミュニティ 〜まるごと津和野マルシェで再び朝市が始まったワケ〜

こんにちは!ライターの舟山です。

 

高岡通り前、赤い看板が目立つまるごと津和野マルシェの事務所兼ガレージ。

このガレージで、今年の11月より毎週木曜日に「木曜朝市」が開催されています。

今回はまるごと津和野マルシェの木曜朝市を運営している、津和野町地域おこし協力隊の白井博規(しらい・ひろき)さんにお話を伺いました。(記事掲載日:2019年1月)

 

色とりどりの生鮮野菜をはじめ、お茶やゆずなど津和野の特産物を使った品物が並んでいます。

 

ー本日は朝市ということで、いろんな野菜が並んでいますが、いつもどのようなお客さんが来られるのですか?

ここ高岡通りの事務所を中心に徒歩圏内の方が多いです。ご近所の方が常連さんでいつも来てくださっています。朝市が開く9時に合わせて皆さんがいらっしゃり、たくさん買ってくださいます。

 

ーこの野菜などは全てご自身で育ててらっしゃるんですか?

いえ。僕たちは野菜を育てていません。僕たちまるごと津和野マルシェは津和野で採れた野菜や農産加工品を専門に販売する商店です。この木曜朝市や町内外での移動販売を通じて、津和野の美味しいものを伝えていく活動を行なっています。

津和野の食の魅力を伝える「まるごと津和野マルシェ」の活動。実はこの朝市は、2014年から2017年2月まで実施されており、今回再開した形になります。。当初から、近所の方々に親しんでいた活動でしたが、事業の方針変更などにより休止していた状態でした。

この度11月より再開した背景には、どのような想いがあったのでしょうか。

 

ー木曜朝市を再開された理由について教えてください。

2018年10月の終わり頃に、ご近所さんと話しをした際に「マルシェが無くなって寂しいわぁ」「木曜日を楽しみにしとったのに」という声をいただきました。休止直後にも同じようなお声をいただいていましたが、時間が経って入ってくるご意見に、改めて朝市のことを考えるきっかけとなりました。

 

 毎週決まった曜日、決まった時間にご近所さん同士で顔を合わせる。他愛のない会話を通して、お互いが息災であることを確認する。朝市は、そんな場の役割を持っていたのではなのではないかと考えるようになりました。また小さな町だからこそ、人が集まり続ける活気のある場所が必要ではないかと考えるようになったんです。休止時と比べ、僕自身も商売という”点”ではなく、町に対しての取り組みという”面”で「まるごと津和野マルシェ」を捉えるようになりました。自分たちの活動を通して、町を元気にしていきたいという想いが募ったことが、再開の決断につながりました。

ーこれからの展望を教えてください。

まずは木曜朝市をもう一度町の人たちに定着してもらうこと。町に根付いた朝一として、毎週人と品物が集まり続ける状態にしたいと思っています。

そして、木曜朝市を基盤にこのガレージを津和野の産品が揃う観光案内所と一体型のショップにしたいと考えています。

 

ー観光案内所と一体型のショップとは、どういったイメージでしょうか?

大学生の時、原付バイクで西日本一周をしました。各地の観光地を回っていた時に感じた課題として、パンフレットやネットで知れる情報と、実際に知りたいことが噛み合わないことが多い、ということ。結局地元の方に何度か聞きながら欲しい情報を手に入れていました。津和野も、町に様々な魅力があるものの、パンフレットやネットの情報だけでは収集し切れない情報があります。そんな情報のギャップを対人コミュニケーションで埋められる津和野の新たな観光の入り口を、このガレージショップから作りたいと考えています。

 

津和野に来た人がまず立ち寄り、オススメの場所を聞く。いくつかスポットを歩いて、歩き疲れたら、コーヒーを一杯飲みにまた立ち寄る。紹介してくれた場所の感想を話しながら、また次の場所を聞く。1日の観光の終わりに津和野のお土産を買いに再度立ち寄る。そんな形の”三度立ち寄るスポット”として、このガレージを運営していきたいと考えています。

 

木曜朝市を通じた地域交流の新たな形を模索する白井さん。

食、という毎日の生活に欠かせないもの発信するマルシェを通して、地域の方々のコミュニケーションから観光客にも目を向け、津和野に新たな元気を作っていく。そんなまるごと津和野マルシェの活動を今後も追い続けたいと思います!

 

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