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町の中にいる大人ってどんな人?津和野高校のトークフォークダンスに潜入!

 先日、島根県立津和野高校にて「トークフォークダンス」というワークショップが行われました。この手法は、京都や福岡で始まったもので、「ダンス」とありますが踊るわけではなく、高校生と地域の大人が1対1で、一つのテーマについて対話をしていく場。

50人近くの地域の大人と、50人近くの高校生の対話の機会をレポートします!

トークフォークダンスのやり方は、次の通り。

①司会から提示されるあるテーマについて、大人か高校生から話す。

②そのあとで話し手と聞き手を逆にして、話す。

③話し終わったら、高校生は席を一つずれ、別の大人と別のテーマについて対話をする(①に戻る)。

 

フォークダンスが踊る人を順繰りに変えて踊る場なら、トークフォークダンスは、対話する人を順繰りに変えて話しをする場です。

対話の時間は、今回は、1つのテーマにつき1分ずつで、合計50分間。

テーマの内容は、「好きな給食メニューはなんですか?」というものから「一番幸せに感じるのはどんな時ですか?」という少し踏み込んだ質問まで色々。テーマが発表される度に会場の反応も様々で、悩みながらも楽しそうに話をしている姿を目にすると、見ているこちら側も参加したくなるような雰囲気でした。

特に惹かれたのは、終盤に高校生が話すテーマとして発表された「もしなんでも希望を叶えるとしたら、どんな授業を受けてみたいですか」という質問。「スタート!」の合図とともに話出す高校生は、みな目を輝かせながら話をしていました。詳しい内容まで聞き取ることはできませんでしたが、それぞれに憧れている人はいるようで、「こんな人の授業聞けたらいいな〜」と楽しそうに語っていました。聞き取ることができなかっただけに「どんなことを話していたのか、気になるなぁ」と参加できないもどかしさを感じていました。

様子を見ていて驚いたのは、参加者全員がお互いに臆せずにテーマについて対話ができていたこと。

1分間という時間制限や、他の人と入れ替わるという条件が功を奏しているのか、話をすること自体に後ろ向きな人は見当たらず、それぞれが思い思いに話しをしているようでした。

今回の「トークフォークダンス」では、最初と最後に同じ質問をしています。それは、たくさんの表情が書かれた1枚の紙を渡して「今のあなたの気持ちをその中から選んで、その理由を教えてください」というもの。最初は、不安な表情や無表情などネガティブな感情を表すものが多く選ばれていましたが、最後の質問ではにこやかな表情のものや目を輝かせたポジティブな表情のものがたくさん選ばれていました。

初めて会う人と話をする、というのはなかなかハードルとして大きいのではないかと思うのですが、普段実態がわからないお互いのことを知る機会に「あの人とあの人が知り合いだと思わなかった」や「高校生がこんなにたくさん考えてるなんて知らなかった」など、それぞれが気づきを得る場所になっていたようです。

 

終了後には、高校生から「地域の中にこんなに面白い人がいるなんて知りませんでした」という感想がありました。

普段、お互いに意識していなければ関わることができない地域の大人と高校生。その両者がつながり対話をする「トークフォークダンス」は、お互いが抱いている印象が変わるきっかけを与える機会になっていると感じました。

 

別の機会で参加できるのであれば、ぜひ私も参加したいと思った企画でした!

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