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最強になるために津和野に挑戦しに来た男

「僕、最強になるために津和野に来たんです」
今回話を聞いた津和野町地域おこし協力隊の上田裕貴は、取材中そんな印象的な言葉を口にした。
彼にとっての”最強”とはなんなのか。
津和野に来てから週に一回以上行くようになったという温泉に同伴させてもらい、彼の挑戦について伺って来た。

2018年5月より、地域おこし協力隊として津和野町に来た上田。大阪と東京で1年ずつ人材系の仕事をしたのち転職し、現在は役場の農林課付きで、道の駅の売上分析の業務などを行なっている。
普段は、まるごと津和野マルシェ(※1)事務所(※2)での作業が多いが、農林課への出入りも多い。仕事以外では、道の駅なごみの里によく足を運び、サウナでじっくり汗をかいている。

彼は、いずれ自分で店舗を構えて事業を作っていきたいという想いがある。しかし一方で、今の自分の姿を俯瞰した時、その目標にはまだ経験や知識が足りないと感じている。
「都会で仕事をしているだけでは得られないような経験をしたい。地方は課題のある場所が多いからこそ、挑戦したくさんの経験をできると思った」
都会での仕事では、与えられた業務を行うことが多く、自分でできる業務の範囲は全体の一部であった。しかし彼は「できるだけいろんなことをできるようになりたい」という想いが強くあったため、様々な業務に携わる余地がある地方での仕事を決意した。
彼は自身の成長ということに対して、貪欲である。たくさんの経験を通して、できる限り自分の力で生きていくことができるようになりたいという。
そのため、「自然との共生」も津和野での生き方の指針の一つになっている。「食べるものも自分で作ってみたい」という想いから、まるごと津和野マルシェのオフィス前は、あっという間に緑の菜園となった。今ではニガウリ、トウモロコシ、トマトなど13種類の野菜がぐんぐん育ち、綺麗な身をつけている。
彼のいう「最強」、それは「可能な範囲のことを、すべて自分でやれるようになること」。
だから彼は、できるなら自分一人で事業を立ち上げたいと思っているし、食事に必要な野菜類も自分で育てていきたいと思っている。

津和野に来て3ヶ月目。町の人と話しをしたり生活をする中で「この町を、また人がたくさん訪れるような町にしていきたい」と思うようになってきた。自分が挑戦する中で、津和野で取れた野菜をいかに流通させていくかを考えるなどといったことが、町のためにもなっているという感覚が少しずつ生まれてきた。

また仕事以外の面では学生時代からの経験を生かし隣町でDJやダンサーとしてイベント出演に出演したり、釣りやキャンプに明け暮れている。
自分の目標に向け、経験や知識を得るために、仕事や普段の生活を通して彼はここ津和野町で挑戦を続けて行く。

※1:(株)FoundingBaseの農産流通事業。
※2:津和野の町中の高岡通りに位置する。

 

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