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私が津和野で屋台を始めるまでー埼玉から津和野に移住を決めた娘の話

 

小林愛真美(こばやし あまみ)さんは、2014年10月に移住した地域おこし協力隊として津和野に移住し、現在も現地で精力的に活動している。本記事は、昨年の夏に古橋酒造の敷地内でかき氷屋として活動している時にインタビューした内容をまとめたもので、ファンモンの第1号に掲載されている。

 

※小林さんは、2017年9月をもって津和野町地域おこし協力隊を卒業。

 

地方で暮らしたい

津和野に移住する前はフリーターでした。高校卒業後、農業がしたくて北海道の農家さんでアルバイトをしたり、チベットに行きたくて旅費を稼ぐために箱根の旅館で働いたりしていました。農業とチベット旅行を終えてからは目標がなくなり、地元の寿司屋でひたすらアルバイトをする日々でした。そんなとき、友人の紹介でファウンディング・ベースと出会い、津和野で地域おこし協力隊を募集していることを知りました。もともと、地方で暮らすことに興味があったんです。東日本大震災を機に、自分の目で見える範囲で生活したいと思うようになって。都市部の若者が地方でチャレンジできるという話は魅力的でしたし、津和野には面白い農家さんがたくさんいると聞いて、その環境に飛び込んでみることを決めました。

 

 

津和野での迷い

着任当初は、観光客向けの町歩きや謎解きイベントの企画・運営に携わっていました。けれど、これをやって誰が幸せになるのかが見えずしっくりこなかったんです。そのとき、ファウンディング・ベースの代表から「企画よりも店頭に立つ方が向いているのでは」と言われ、試しにやってみることになりました。最初は乗り気ではありませんでしたが、気軽に立ち寄れる場所が町内に少ないと以前から感じていて、イベントを実施しても観光客が津和野に滞在するイメージが持てずにいました。そこで一昨年の夏、古橋酒造さんの蔵を借りてかき氷屋を始めました。

 

 

店頭に立つ醍醐味

やってみて、場を作ることの面白さに気づきました。かき氷屋が、新しい出会いやアイディアが生まれる場所になるような感じがして、ワクワクしたんです。中心地に限らず集落でもそういった機会を作れたらと思い、移動式屋台を製作することを思い立ちました。

これまで須川や名賀、青原などのイベントに出店しました。おでんやサンドイッチも販売してきましたが、かき氷が一番面白いです。かき氷販売では出来上がったものを提供するのではなく、注文を受けてからお客さんの目の前で氷を削っていきます。それがパフォーマンスをしているような感覚で好きなんです。また、お客さんとの会話やリクエストに応じてその場で工夫できるのもいいですね。かき氷に使っているシロップは、まめ茶やブルーベリー、メロンなど津和野の農家さんに協力して頂いたものです。昨年も古橋酒造さんに場所をお借りしていました。このように町の皆さんと協働して、ないものを作っていくところにも面白さを感じています。

 

 

小林愛真美(こばやしあまみ)

1995年埼玉県生まれ。2014年10月に地域おこし協力隊(商工観光課配属)として津和野に移住。

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