ツワノシゴト模様 島根県津和野町発信、生き方を探すローカルメディア

【レポ】サヨナラパーティー:〜常夏の国・ハワイの高校生が、小京都を’’まるごと”満喫〜【6月25日(日)】

 

 

東京も横浜も良かった。一番好きな町は津和野です。

”I like Tokyo & Yokohama. But, I love Tsuwano.”

津和野と海外をつなぐ交流事業の一環として、津和野に一週間滞在していたハワイの高校生たちへのサヨナラパーティーが、6月25日の日曜日、津和野町コミュニティーセンターにて行われた。

上述した一説は、以前に日本の首都圏に留学した経験がある子が、パーティーで行われたスピーチにて述べた一説。各生徒のスピーチが行われたのは最後の30分程度の時間は、会場にいる誰もが心を動かされた瞬間であった。

パーティーの序盤は、地元の有志による琴の演奏や津和野滞在中のハワイアンの子の動向が記録されたムービーがメイン。写真やビデオを撮ったり、友達同士で感想を言い合ったりと、日本人とは違った飾らない嬉々としたリアクションが印象的であった。そうこうしている内に、パーティーは終盤に差し掛かっていく。

 

 

家族の一員となれた1週間

 

ハワイの高校生たちからホストファミリーに向けてのスピーチの時間だ。

「毎晩、ホストファミリーと一緒に料理を作る時間が一番楽しかったです」
「ホストファザーはとても‘‘Fun”(陽気な)人でした。なぜか、初日にいきなり格闘技の映像を見せてもらったんです(笑)」
「山口の方まで車で連れて行ってもらい、ファミリーと一緒に過ごせた楽しい思い出を作ることができました」

時節、自身のホストファミリーと目を合わせて微笑みながら、一緒に過ごしてきた思い出を語っていく。
それは、限られた時間で収めきれないほどに、言葉となって紡がれていった。

そして、スピーチの内容で特に印象的だったのが、彼らが一様に「家族の一員として迎えてくれたことに感謝している」と言ったこと。‘‘家族”という言葉は、ハワイでは信頼や愛情を意味するワードとして頻繁に用いられるのだろうか。いずれにせよ、ビジネスライクな関係ではなく、それだけ濃密な時間を過ごせたということだろう。

スピーチ後に見られたのは、仲睦まじく肩を組みながらホストファミリーと写真を撮っている様子や、泣きながら抱擁する姿。別れを惜しむほどの関係の親密度が、グッと伝わってきた瞬間であった。

一週間という短い期間、いやもしかしたら時間なんて全く関係ないのかもしれない。ハワイの高校生とホストファミリーの間、そこには言葉や文化の違いという些末なことを通り越した、何の隔たりもないピュアな関係がそこにはあった。

 

 

そのパーティーの翌日、ハワイの高校生たちは津和野を発った。
ホストファミリーの方々に受け入れの感想を伺ったところ、口々に「ぜひまたホストとして受け入れをやってみたい」という声が聞かれた。ホスト側にとっても、彼らから受け取れるものがあったのだろう。

初の試みとなった今回の交流事業であるが、この絆がこれからも紡がれていくこと、そしてこの事業がこれからも継続されていくことを願って止まない。

 

(文/前田健吾、写真/玉邑詩織)

島根県津和野町発信、生き方を探すローカルメディア

Copyright© ツワノシゴト模様 , 2017 All Rights Reserved.