「医療」と「食事」という”異色”のコラボ? ”医食同源”レストラン《糧》が【11月6日】にグランドオープン
ジブリ映画「トトロ」のワンシーンのような風景溢れる、津和野町の畑迫(はたがさこ)地区。
そんな物語のような地域にひっそりと佇む、国指定名勝で旧堀氏庭園一部の「旧畑迫病院」跡地。
8月に修復工事が完了したこの場所で、”医食同源”をコンセプトのレストラン《糧(かて)》が【11月6日】にグランドオープンする。
《糧》では食で身体を養生することをテーマに、土日祝日はレストラン、平日はカフェとして営業する予定だ。
レストランでは、薬草や町産野菜を使った身体に優しい料理を提供。
それだけではなく、イベント・ワークショップ等の学びの場を提供。さらに、コミュニティでの農園運営や500冊集まったら始まる本屋、調味料・保存食などの量り売りなどおもしろいコンテンツが盛りだくさんの複合型施設となっている。
そんなグランドオープン前の《糧》に、潜入取材をしてみた。
自然の温もり溢れる”空間”に、優しい日差しが降り注ぐーカフェ・レストラン
ーアイルランドミュージックが似合う素敵な空間ー
そんな場所はなかなかないだろう。
都会にも、アースカラー中心の朗らかな”場所”ならあるかもしれない。
しかし、この《糧》という”空間”は”場所”だけを指しているのではない。
外の風景も含めて、全てが調和して《糧》という”空間”を作り出しているのだ。
《糧》のスタッフである大江さんが、アイルランドの音楽を演奏するアーティスト「john john festival」の曲を流してくれる。
私なら、「Sigur Rós」の音楽をかけるだろう。ともかく、そんな空間なのだ。
人の息遣い、木の匂いー本屋・調味料量り売り
500冊集まったらスタートする本屋。
何か聞いただけでワクワクしてくるものがある。
カフェ・レストランの向かいにある一角のスペース。
ここで、本屋と調味料の量り売りが行われる。
私が訪れた時、寄附されてきた本がすでに山積みとなっていた。
机の上に置かれていた本を、思わず手に取っていた。
年季の入った本もあり、ページをめくった跡もあり。
本を読んできた人の息遣いが聞こてくるようだ。
本当に数え切れないほどの本が寄附されていている。
本屋が開業する日も近いだろう。
調味料の量り売りもこのスペースで行われる予定だ。
量り売りというと、海外のマルシェ(市場)を想起させられる。
カントリーミュージックが似合うこの空間にピッタリではなかろうか。
そして、本棚の向かいに飾られている絵画の数々。
人の手で描いた美しい自然の絵。
思わず時間を忘れて、絵画の世界に微睡(まどろ)んでしまいそうだ。
”医”と”食”、”人”と”人”、”場”と”場”
食を通して人と人、場と場が豊かに繋がっていくことを目指す《糧》
同じ建物内部にある旧病院施設の見学も可能だ。
津和野で生まれた、新たな形の複合型レストラン
グランドオープンする日は、もう間近だ。
《糧 ハタガサコ×72recipes project》
2016.11.06(sun)GRAND OPEN
〒699-5622 島根県鹿足郡津和野町邑輝830(堀庭園敷地内旧畑迫病院)
レストラン 11〜14時(L.O. 13時30分)
カフェ 11〜16時(L.O. 15時30分)
定休日 月曜日(レストランは土日祝日のみ営業)
Facebook https://www.facebook.com/72recipes/