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大迫力!鷲原八幡宮・流鏑馬神事を見る:大人も子供も外国人も

4月10日、鷲原八幡宮で流鏑馬神事が行われた。地鳴りの様な音を立てながら馬場を駆け抜ける馬。
跨った射手が威勢の良い声を声を上げて、弓矢を構える。そんな大迫力の鷲原八幡宮・流鏑馬神事に参加しました。
文/宮武優太郎(2016/05/17)

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鷲原八幡宮が、武者が練り歩く時代絵巻に

流鏑馬は、清流・高津川沿いに位置する鷲原八幡宮で行われる。
約600年の歴史を持つこの場所には、全長270mにもなる日本最古の馬場がある。

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当日は大勢の観客が訪れる。日本古来の文化を見に来た、外国人観光客が多いのも特徴だ。
流鏑馬の参加者は鎌倉時代の華やかな衣装を身に纏い、中には甲冑を着た鎧武者の姿も見られる。

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射手が乗る馬は、宮崎県など他県からお借りしているものも。

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石見神楽や、津和野特産・源氏巻の屋台も

境内には、津和野銘菓の源氏巻の出店など、屋台も豊富に軒を連ねている。
射抜かれた当たり的は、縁起物としてその場で筆を入れて希望者に授与している。

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当日は流鏑馬だけでは無く、神楽も上演される。猿の演者が舞台を飛び出し、観客と触れ合う場面も。

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鎌倉時代から続く、津和野の流鏑馬。現代の射手が馬場を駆け抜ける

鷲原八幡宮の馬場は、1568年に鎌倉の鶴岡八幡宮を模す形で建造された。
以後数百年に渡り流鏑馬神事は行われていたが、明治時期に一時期断絶となってしまった。
しかし、約50年前に地元有志によって再開され、毎年鎌倉の小笠原流の射手を招致し、地元の射手と技術を競い合う。
射手は鎌倉時代の狩衣を身に付けて、馬場内に3つある的めがけて矢を射る。
実は射手が乗馬の際に発する「陰陽(いんよう)」という言葉は、鎌倉時代の武士たちの基本思想である陰陽道によるもの。
正しい所作を行い、3つ全ての的に当てるのは至難の技だ。

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観客の見守る中、射手が走りだす。
馬の駆け音が、直接身体に響いてくる。

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「インヨォーーッ!!」
馬場を駆け抜け、射手が弓を射る姿勢に入る。

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閲覧席にて津和野町長も見守る中、果たして結果は……。

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見事命中。
パカーン、という軽快な音が鳴り響き、中心を射抜かれた的は真っ二つに割れ、観客からは拍手と歓声が湧き上がった。
身体を震わす流鏑馬のスペクタクルと、参加して楽しめる神楽というエンターテイメント。
鷲原八幡宮流鏑馬神事は、子供も大人も外国人も皆の笑顔で溢れていた。

小京都・津和野の流鏑馬を見た帰りには……

鷲原八幡宮の流鏑馬は、毎年4月の第二日曜に行われる。
アクセスは、JR津和野駅から約10分の直通シャトルバスを使うと便利だ。
また、鷲原八幡宮から徒歩数分の場所に、道の駅津和野温泉なごみの里がある。
露天風呂付きの入浴施設もあるので、流鏑馬を見た帰りに寄ってみることをオススメする。
津和野周辺は、小京都と呼ばれる風光明媚な街並みと共に、多数の宿泊施設もある。
是非1日を通して、津和野の魅力を味わってみてはいかがだろうか。

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