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森のようちえんの子どもたちと収穫感謝祭で半日過ごしてみた──「危ないことも経験させる」教育の魅力

細く険しい山道を進めば、まるで小さなジェットコースターに乗っているよう
そのまま県道189号線を進むと、そこは左鐙地区だ。
この地区にある京村牧場は
「森のようちえん」の活動場所になっていて、
豊かな自然のなかで過ごす子どもたち、それを支える大人がいる。
今回は自然の恵みと子どもたちの成長に感謝する、収穫感謝祭へと参加してきた。
文/前田 千晶(2015/01/12)

 まわりを気にせず大きな声をだせる

「まわりはこーんなに山に囲まれているから、どんな大きな声を出しても大丈夫。
今日は思いっきり大きな声を出しましょう」。
「おっきい声ださんと元気ないのかぁって、怒られるでぇ」。

静かにしなさい、と口すっぱく言われてきた私からすれば、
すごく新鮮な言葉で1日がスタートした。

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深まりきった秋も、だんだんと冬らしく変化しているこのごろ。
連なる山々にはところどころ雪が残っている場所もあるが、
そんな寒さなど、子どもたちには関係ないらしい。
「待てぇぇえ!」「とぉう!!」
いたるところでチャンバラや追いかけっこ、竹をふんだんに使った輪投げ、ボーリングが始まる。

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 危ないことも経験させる

「危ないなと感じたら、口を挟みたくなってしまうと思います。
けど何が危ないのかということも、経験のない子どもたちにはわからないんです。
だからそんな経験もさせてあげたい。大人の皆さんはできるだけ、見守っていてあげてください」。
そんな話が京村さんからあった。

刃物を器用に使っていく子どもたちを前に、怪我でもしないかとハラハラしている大人たち。
子どもたちはそんな大人を気にも止めず、笑顔でいる。

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お箸にトンボ、カニ、そして笛、それぞれ思いおもいを形にしていく。
「うまく削れん」「刃を動かすんじゃなくて、竹のほうを動かすのよ」
初めは上手にできず苦戦していた子も、すぐアドバイスを自分のモノにしてしまう。

まっすぐ「食」を見つめる

お昼がちかづけば、お腹もすいてくる。
まんべんなく焼けるように、かつ焦げないように。
まっすぐ一点を見つめるその目は真剣そのものである。

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今日のごはん:
ごはん、牛汁、芋の甘露煮、大根の葉っぱのふりかけ、大根の酢の物、焼き芋、ぐるぐるパン、焼きマシュマロ、
ローストビーフ(京村牧場の牛。びっくりするくらい柔らかい)、木いちご

どれもとても美味しかった。
自分のつくった竹の器で食べた牛汁は絶品だ。

デザートの木いちごを採るため、急斜面に挑む子どもたち。
高いところまであがれた子はちょっと得意げだ。
「どうやってそこまでのぼったん?」「あっちからだってば」
そんな会話が聞こえてくる。
手足、服や靴がどんなに泥だらけになっても、咎めるものはいないし、彼らも気にしていない。

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天気にも恵まれ総勢95人が集った、竹と炎の1日はあっという間に終わってしまった。

素直でまっすぐだからこそ、ぶつかりあって、泣いてしまうこともあるけど、
とても暖かい空間がここにはありました。
たくさん動いて、話して、食べて。ステキな子どもたち、一人ひとりの成長に感謝。

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